組織概要と参画機関

金沢工業大学を中核拠点とする金沢工大COIは、文部科学省が新たに設けた「革新的イノベーション創出プログラム(COI stream)」で採択された全国に12あるCOI(Center of Innovation)拠点のひとつです。
プログラムが提示するビジョンのひとつである「活気ある持続可能な社会の構築」を選択し、炭素繊維を中心とした革新複合材料による次世代インフラシステム実現に向けた研究に取り組みます。
学校法人金沢工業大学の「COI研究推進機構」は、この研究開発活動を円滑に推進するために設置されました。

ワーキンググループ

各機関・企業が得意分野を活かしてワーキンググループ(WG)に参画しています。

WG1:革新素材の開発

熱可塑性樹脂の高機能化(高弾性率、長期耐久性、自己修復性、難燃性等)と化石燃料を使わないバイオ由来の素材開発を行う。

WG2:革新製造プロセスの開発

強化繊維と樹脂の融合化技術の高度化、長尺・大型構造部材の連続成形プロセス、製造装置の開発による、高生産、低コスト・低エネルギーでの革新製造プロセスを確立する。

WG3:アプリケーションの開発

メンテナンスコストの低減可能な道路・トンネル、橋梁、高層建築などの「社会インフラ」、柔軟な設計と移設が容易な「都市・住宅インフラ」、既存の材料では実現が不可能な帆走船、洋上風力、深海掘削などの「海洋インフラ」の社会実装化を目指す。

WG4:リサイクル技術開発

将来的に課題となる、大容量の処理能力、かつ低コストな再利用技術、リサイクルシステムを確立する。

文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」について
(*COI はセンター・オブ・イノベーションの略)

我が国は現在、激しい国際競争下にあります。日本発のイノベーションがほとんどない現状の中で、国際競争力を再びトップクラスにするには、他の追従が困難な革新的イノベーションを連続的に創出することが不可欠となっています。このため文部科学省では、科学技術の個別分野のシーズからビジョン達成のための課題を設定する技術起点型の手法(「フロントキャスト」)ではなく、社会ニーズの側から科学技術が取り組む課題を設定するユーザー起点型の手法(「バックキャスト」)により、将来の我が国のニーズとして次の3つのビジョンを設定しました。

ビジョン1
少子高齢化先進国としての持続性確保
ビジョン2
豊かな生活環境の構築(反映し、尊敬される国へ)
ビジョン3
活気ある持続可能な社会の構築

その上で、このビジョンを基に10年後を見通した革新的な研究開発課題を特定し、既存分野・組織の壁を取り払い、企業だけでは実現できない革新的なイノベーションを産学連携で実現を目指す「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM ※)」を平成25年度から開始しました。

※Center of Innovation Science and Technology based Radical Innovation and Entrepreneurship Program

産業界を中心に科学技術も含めた幅広い知見を持つ有識者からなる「ビジョナリーチーム」が企業や大学等からビジョン実現のためのアイデアを募集し、拠点イメージを決定した上でCOI拠点の募集を行いました。
「ビジョナリーチーム」は提案に基づいて拠点構成の最適化を検討し、大学が総力を結集し、企業が事業化をリードする、12の大規模産学連携研究拠点を決定しました。
拠点当たり年間最大10億円程度の研究開発費を最長9年度支援することで、12の大規模産学連携研究拠点は世界と戦えるセンター・オブ・イノベーションとして、世界市場にインパクトを与える成果を持続的に創出して行きます。

*申請総数190件の中から「COI」拠点に採択された12の申請機関

  • 東北大学
  • 京都大学
  • 公益財団法人川崎市産業振興財団
  • 東京大学(2件)
  • 弘前大学
  • 広島大学
  • 大阪大学
  • 金沢工業大学
  • 名古屋大学
  • 信州大学
  • 九州大学

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